学校法人協栄学園は昭和23年より、青少年の健全、自立発展を願い、地域教育振興に努めてまいりました。
平成17年の春、大病院のリハビリテーション治療棟を見学する機会を得ました。脳血管障害、骨・関節障害などの回復期の患者さんが、多くの理学療法士、作業療法士に囲まれて、生き生きと熱心にリハビリテーションに励む姿を目の当たりにし、感動させられました。これほど多くの理学療法士の力によって、患者さんが著しく回復していく姿を実感しました。そして、一般病院・回復期・療養型病院・老人保健施設・特別養護老人ホーム・在宅での訪問リハビリ・介護予防事業など、運動療法の必要性を教えられました。
我が三重県の地形は南北に細長く、中心地へのアクセスも地域によっては非常に時間がかかります。このような地理的環境の中、理学療法士の養成校は2校のみで、いずれも北勢に位置しており、中南勢地方特に松阪・紀勢・伊勢志摩・尾鷲・熊野地方にまで人材が供給されにくい現状にあります。
またリハビリテーションへの対応病棟は数えるほどしかなく、地域の高齢化を考えると、そのリハビリテーション専門職の養成は、わが地域にとって緊急の課題と考えました。
教育に携わってきた私たちには、異なる分野ではありますが、医療関係者の協力を得て、理学療法士養成の施設を検討してまいりました。そして、このたび伊勢市長をはじめ多くの方のご賛同をいただきまして、伊勢志摩リハビリテーション専門学校を設立するという計画がまとまりました。
この分野を通して地域社会に貢献することはもちろん、全国で活躍する有能な理学療法士の養成に努めてまいりたいと決意しております。
平成18年3月 |